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ラバーの種類・基礎知識について
みなさんラバーはしっかりと自分で選んでいますか?!
ラバーは各メーカー毎でも沢山の種類を出しており、厚さなども考えると種類だけでも数百種類になります。
今回の記事では、ラバーを大きく種類別にわけて、その特徴について解説と基礎知識を紹介していきたいと思います!
●ラバーの種類
まずラバーの種類は主に、、、
・裏ラバー
・表ラバー
・粒高ラバー
・アンチラバー
の4種類に分類されます。
それぞれ種類別に説明していきます。
・裏ラバー
表面が平らなラバー。
ボールとの接触面積が大きく摩擦が大きく加わるため、回転をかけやすいのが特徴。
攻撃型、守備型どちらでも数多くの種類が作られ使用されています。
・コントロール重視(バランスタイプ)
・テンション系(弾みの強いタイプ)
・粘着型(回転重視タイプ)
等々、、、
様々な種類がある。
・表ラバー
表面がツブツブなラバー。
ボールとの接触面積が小さいので摩擦があまりかからず、球離れも速い。
回転量は少なくなるが相手の回転の影響を受けにくくなるというメリットもある。
攻撃にも守備にも活用できるが、近年ではテンションを加えたより攻撃的なタイプや、ボールに変化をつける為粒が細かく調整・設計されたものなど、より各性能に特化した規格の商品が出ている。
・粒高ラバー
表ラバーのより粒が長いタイプのラバー。
打球時に粒が変形しやすい為、無回転のボールを出したり、回転のかかったボールに対して逆回転に変化して返球することができる。
守備型、回転で勝負したいプレーヤー向け。
・アンチラバー
、、、すみません、画像ありませんでした汗
摩擦力が非常に少なくボールの回転の影響を受けにくいラバー。
回転のかかったボールに対しての返球が安定するが、自分から回転をかけることも難しくなる。打感が結構難しいです。
代表的な種類で分けると以上となります。
それぞれの好みや特性に合わせたものを選ぶのがポイントですが、卓球を始めたばかりの初心者であれば最初は裏ラバーでバランスタイプをオススメします。
理由として、全体を通して一番平均的なラバーなので良い意味でボールの跳びが抑えられ、回転もそこそこ掛かる設計になっています。
正しいスイングも身に付けやすく、そこから自分の今後の戦型を考えていくことができます。
ひとつ注意点ですが、卓球のラバーは
「値段が高い=それを使えば誰でも強くなる」
ではありません。
値段が高いラバーほど扱いが難しく、技術向上の妨げにもなりかねません。
(例えば部活で、すぐにテンション系にした方が良いとアドバイスをされ購入したが、ラバーの性能に頼りきってしまい正しいスイングを身に付けられなかった、、、という相談は当店でもよくあります)
身の丈にあったラバーを見極めて使用する事が、より早く上達をする為にも重要となります。
●スポンジの厚さ
つぎにスポンジの厚さについて。
ラバーのスポンジには商品毎でそれぞれ厚さがあります。
一般的には、ウス、中、アツ、特アツが一般的でしょうか。
それ以外にもラバーの種類によっては極ウス、中アツ、MAX、スポンジの無い1枚ラバーなんてのもあります。
この中でも、初心者にお勧めなのは中、もしくはアツです。ちなみに当店では「中」をお勧めしています。
理由はアツだと、ボールがラバーの性能で自然に跳んでしまう為、正しいスイングを身に付けにくいからです。またラケットが重くなり、スイングしにくい事も最初のうちはデメリットとなります。
最近ではボールを良く弾くスピードが出やすいラバーも多いので、ついそういった物を最初に選んでしまいがちですが、正しいスイングを身に付けてからの移行をお勧めします。
●ラバーの寿命について
ラバーはゴムなのでもちろん寿命があります(以外と知らない方も多いです汗)。
使用頻度にもよりますが2~3ヶ月程度を目安としてください。
※頻度やメンテナンスにより、寿命は大きく変わります。
当店でプレーされる一般の会員様のように週1回程度であれば5~6ヶ月程度はもちますし、部活でほぼ毎日3~5時間程度打つ人であれば1ヶ月程度でダメになる場合もあります。
これらを見分ける基準として、裏ラバーの場合はあきらかに光沢が無くなくなったり表面に白い線が出たりします。
表ラバーの場合は粒が切れたり、表面や角が丸くなったりしたら換え時です。
ラバーは定期的に新しい物に交換しないと、当たっている部分だけすり減ったり、弾力が弱くなることで打感が変わったりと良いことがありません。
ぜひ定期的に交換することをお勧めします。
●まとめ
いかがでしたか?
簡単に説明してきましたが、ラバーに対して正しい知識を持つ事の重要性が少し理解できたかと思います。
ラバーの種類や特性を理解しているだけで自分がよりスムーズにプレーできることはもちろん、相手の戦型や特性をいち早く見抜くこともできます。
また念押しでお伝えしますが、高いラバー=強くなれる良いラバーでないことを必ず覚えておいて下さい!
自分にあったラバーをしっかりと選ぶ事が技術向上における一番の近道だと思うようにしましょう。