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2019-10-01 15:38:00

ボールの材質について ~プラスチック素材~

こんにちは!

 

皆さんが何気なく使用しているボール。

 

プラスチックでできているのを知っていましたか?

 

 

実はボールもその素材によって性能が大きく変化しています。

 

 

この記事では、現在使用されているボールの「素材」について、簡単にですが説明していきたいと思います。

 




まず知っている方も多いかと思いますが、現行のボールは「プラスチック素材」を使用しています。

 

 

 

これは2015年頃から、それまで使用されていた「セルロイド素材」より徐々に、大きな大会から順に変更になっていきました。

 

 

この前から卓球をやっている方ならわかるかと思いますが、ボールの素材が変わる事でプレー全体に大きな影響を与えていくことになります・・・。

 


おそらく以前の素材からやっている人からすると大袈裟かもしれませんが、最早別競技のように感じました笑(私はそう感じました汗)



 

それくらいの衝撃だったので、その特性をある程度理解しておいても損はないと思います汗。




それでは下記より説明していきます^^

 

 


 

●ボールの見分け方

 

まずそもそものボールの見分け方ですが、、、

 


プラスチックボールはボールに印刷されているロゴの部分に「+」マークがついていますのでそこで判断します。

たまに体育館等でボールを借りたときに、以前使用されていたセルロイドボールを渡されたりすることもありますのでしっかりと見分けられるようにしておきましょう(セルロイドには+マークはついておりません)!

 

 

 

●プラスチックボールの特徴

 

ここからはセルロイドからプラスチックボールに素材が変わる事によって起こった主な変化について簡単に説明していきます。

 


・重量が重くなった

プラスチックになることでセルロイドボールよりも重量が重くなっています。

イコールでボールの威力がより出やすくなりました。実際にボールを打っていても以前のボールよりも手に響く感触がより重く伝わります。

 

 

・ボールの軌道が変わった

従来のセルロイドボールは軌道が直線的であってのに対して、プラスチックボールは弧線を描きやすくなっています。

これにより攻撃的プレーは有利になりました。ボールが弧線を描いてくれるので比較的ドライブ等が打ちやすくなるなどのメリットが生まれたからです。

逆にデメリットとして、守備的なプレーをするとボールが浮きやすく(高く)なったので調整が難しくなりました。

 

 

・回転量の変化

回転量は従来のボールよりプラスチックの方が少なくなります。

現代卓球において前陣攻撃型プレーヤーが有利な理由はここにあります。

強い回転のボールが出しにくくなったので強打をバンバン打ちやすくなってきているんですね。

また、以前は強力な回転で勝負できたカットマン等の守備的なプレーヤーは逆に回転を強く掛けにくい為、不利な立場に立たされているのが現状です。

 

 

・素材としての耐久性は高くなっている

従来のセルロイドボールは可燃性も高く、光などでも簡単に劣化してしまい耐久性が低いとされていました。

そこで耐久性の高いプラスチックが選ばれましたという流れなんですが、、、。

 

ただ、、、耐久性が高いと謳っている割によく割れます汗

しかも打っている最中に真っ二つになったりします。

継ぎ目から割れることがほとんどで、これはまだセルロイドの時よりも加工方法がしっかりと確立されていないのかなという印象があります。→メーカーもどんどん改善していってると思います

 

 

 

以上、簡単にボールの特徴を説明していきましたが、ボールの特性を「理解している」のと「理解していない」のでは普段のプレーの質に差が出るのではないかと私は考えています!


ぜひ頭の片隅にでも置いてもらえたら幸いです^^